浸かれる電気屋さんをロック温っ!〜秘湯巡りの旅 会津編⑤〜 (谷地電気/会津みなみ温泉 里の湯)

福島県
グッとくる広告をどうぞ!

ちょっ、お父さん!

なんで温泉が出ちゃってるのよ〜!

いや、そんなつもりは、、、

し、しかたない、営業しますか♪

おそらくそんなやりとりがあったであろうこちらの温泉。

これまで酒が飲める肉屋や魚屋なんてのを探し歩いてきたが、

こちらはなんと温泉に浸かれる電気屋さんだ。

受付をして下さったお姉さまにお話を伺ってみると、

今から遡ること20数年前に道路拡張整備のあおりを受け

自宅兼電気屋をセットバックすることとなってしまったとのこと。

結構セットバックされてますね。

じゃあついでだから雪溶かしの水がいつでも使えるように

井戸を掘ろう!ということで掘ってみたところ、

なんと温かいお湯が出てしまったのだ。

念のため市に成分の検査をお願いしたところ、

ちゃんと温泉成分が含まれてたので見事に温泉認定

国の定めでは、

『温泉はみんなのもの』

という概念があるそうで、

個人の使用は禁じられてるのだそうだ。

本来の目的である自宅の雪溶かしで使うには、

みんなにも使ってもらっているという状況にする必要があり、

温泉として営業をするのか、

もしくはせっかく堀った穴を埋めるのかの2択を迫られ、

冒頭のような家族会議を重ねた上で、

温泉としての営業を始められたそうな。

もともとは普通の電気屋さんなので、

イチから浴場の設備を作ったり、

ぬるめの湯温だったのでボイラーの設備を整えたりと、

予定外の出費となったそうだが、

きっと近所のみんなは喜んだに違いない。

雪溶かしの井戸水のつもりが

皮脂溶かしの温泉になっちゃったなんて、

なんて雪国らしい温かいエピソードなんだろうか。

こんな湯と出会えるから温泉巡りは楽しいね!

結局今日もいいお湯でした♪

⁡これにて秘湯巡りの旅も終了〜

また次の旅へと。

谷地電気/会津みなみ温泉 里の湯

グッとくる広告をどうぞ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました