医学用語ツマミを解読せよ!じゃないほうの餃子でトんだ夜。(福島/つやこ)

飲み歩き
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⁡福島円盤餃子の旅も今夜がラスト。

まだまだり残した宿題店はたくさんあるが、

ここは初志貫徹、初日にフラレたあそこに行ってみますか。

 

⁡お目当てのソコは駐輪場内の最奥地に潜むという、全国的に見てもなかなか特殊な酒場。

 

『なんか見つけちまったぜ』

とかそんなんではまず見つけられないレベルのステルスっぷりだ。

 

 

まだ自転車の酒酔い運転が黙認されていた頃ならば、

ふらっと自転車で来てその辺に停め、

『なんか見つかんなくなっちまったぜ』

と、マイチャリに逆ステルスをかましてる泥酔お父さんも多くいただろうと想像がつくほどの自転車の数だ。

 

 

そんな立地だから閑散としてるのだろうと思ったら大間違い。

開店前から多くの酒飲みたちが、

今か今かと暗闇の中でうごめいて待つ大人気店なのだ。

 

 

こんな感じで一昨日は日曜日だったせいもあってか口開けと同時に予約客で満席となり、

問答無用でフラレてしまったのだが、、、

 

さぁ今夜はどうだ。。。

 

口開け直前に恐る恐る駐輪場を掻き分けていくと、、、

 

 

 

よっしゃ!

平日サイコー待ち人ゼロ

 

 

さっそくエントリーだっ!

 

 

 

 

無事に酒座を確保し、着席と同時に瓶と餃子を所望。

店員さんおススメのイカ焼きと串焼き(おまかせ)もセットでお願いしたら、

まずは瓶提灯っ!

 

 

⁡しっかりと漬かった古漬けタイプのお通しは発酵感が強く、

噛み応えのあるポリポリ感がちょうどいい咀嚼の準備運動。

役たちが登場するまでの前座をしっかりとこなしてくれる名脇役だ。

 

 

ポリポリと待つことしばし、先陣を切って登場したのはイカ焼き。

 

 

ショウガ味噌ベースのタレがふんわり香ばしく、

ちょうどの火加減が実現する超やわらかソフトタイプのやつ。

 

 

これは酒飲みオッサン層だけではなく、

間違いなくどの年齢層にも刺さる一品だが、

噛み切れるか不安なキッズはお通しの漬物で

咀嚼トレを済ませておくとベストだろう。

アゴをイーカんじにしておくんだ。

 

 

 

 

絶品イカ焼きに舌鼓を打っていると、

次に登場したのはおまかせの串焼きセット。

 

 

ハツシロの5本セットだが、

1本1本は小ぶりなのでサクッとツマめてしまう

ちょうどのボリューム感。

 

 

 

噛み応えたっぷりのハツと、

柔らかすぎず固すぎずのシロが

しっかりとビールに寄り添い引き立てている。

 

これはウマイっ!

 

このあとメインの餃子が来るが、もっとツマんでみたいぞ。

他にはどんな串たちがいるんだ?

 

 

・・・って、、、

ん、、、?

 

 

ヘルツ?

マーゲン??

こ、これって、医学用語!?

 

⁡ほんの少しだけ医療の分野に携わっているのでピンと来たが、

ヘルツは心臓でハツ。

マーゲンは胃でガツ。

レバーはもうみなさんお馴染み、肝臓のレバーだ。

ここまでは酒学用語に変換できたが、、、

・・・あとはなんだ?

 

ダルムとは・・・??

ツンゲとは・・・???

 

先程セットで頂いた串焼きはハツとシロ。

 

バックトゥザさっきの串セット!

 

ハツはヘルツとわかっているし、

レバーもマーゲンもシロではない。

おそらくシロはダルムツンゲのどちらかだろう。

シロはもう頂いたから、じゃない方を頂きたい。

 

さぁどっちがシロだ。。。

 

店員のお兄さんに聞けばすぐにわかるし、

スマホで調べればきっとすぐにわかること。

だけどそれじゃあ面白くない。

もうここは直感だ。

 

ツンゲくださいっ!

 

再びポリポリと咀嚼トレをしながら待つことしばし。

やがて登場したのは、、、

 

何度でも瓶提灯っ!

 

ん?

ハム?ソーセージ?

 

 

とりあえずシロでは無さそうだが、、、

すんっと持ち上げ、おもむろにひとくち。

 

 

あ、

 

これタンです!

タンですこれ!

めちゃめちゃうまいタンですっ!

 

 

ここまできたらもう答え合わせをしてもいいだろうとスマホで調べてみると、

やはりツンゲとは医学用語でのことで、ダルム直腸とのこと。

 

普段、タンは決まって塩でお願いするのだが、

じゃないほうのタンタレもまた酔いっ!

 

先程のイカ焼きもそうだが、この店はタレの味付けがドンズバで好みだ。

いいぞいいぞ、つやこのタレ!

鼻息を荒くしてタレに感心していると、お待ちかねの餃子が満を持しての登場だ。

 

 

これまで福島では円盤が当たり前かと思っていたが、ここではノー円盤

かといって町中華のようにキレイに並べられてるわけではなく、おっとこ前なドサ盛りのタイプ。

円盤の美しさもいいが、ビールよりも特盛白飯が似合いそうなこのわんぱくなビジュアルにグッとくる。

 

 

もちろんコイツを濡らすのは、

ラー油+醤油でも酢コショウでもない。

ここまで絶大なる信頼を勝ち取ってきた、つやこオリジナルのタレだ。

 

 

ペロリと舐めてみればニンニクを効かせた味噌ベースのやつ。

 

 

 

そいつでビッシャビシャに濡らし、

ハフハフっとほぉ張ればもう、、、

 

 

餃子の餡の旨みがギューン!

ニンニクタレの風味がガツーン!

そこを赤星でゴキューっっ!

 

 

んだぜ。

大フライアウェイだ。

間違いなく人生ベスト5に入るギョウビーだこれは。

 

もっと濡らしてやれっ!

 

この3日間、円盤餃子を求めて飲み歩いてきたが、

確実にこれはトップクラス。

 

あのギリ合法のタレの中毒性といったらもう。。。

 

最終的には円盤でもなんでもなくなってしまったが、

そんなことはどうだっていい、円盤じゃなくたってトべたぜ。

E.T.だって円盤じゃなくチャリで宇宙へとトんだじゃないか。

 

って、、、

ハっ!!

 

『なんか見つかんなくなっちまったぜ』

と、消えてしまった泥酔お父さんのマイチャリは

もしやE.T.にっ!

 

いかんいかん、あまりの旨さに酒がススみ、

頭ん中が酒ティーヴンピルバーグになってきたぜ。

 

それぐらいつやこの餃子とタレに

僕のマーゲンガツんと掴まれてしまった夜だった。

 

 

つやこ

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