今日は職場の後輩達にくっついて町中華で一杯。
この界隈の町中華を知る人なら誰でも知っている
行列必至の大繁盛店、龍朋だ。

神楽坂3大チャーハン
なんてものにも数えられるほどチャーハンの評価が高く、
ここに並ぶ人々のクチは間違いなくチャーハンだろう。
僕もすでに何度か訪れているが、
毎回必ずチャーハン一択だ。

件のチャーハンは艶々しっとりのベッピンさんタイプで
肉汁溢れるチャーシューがゴロゴロと潜み、
そのチャーシューとネギと玉子だけの構成で醸し出される旨さは絶品そのものだが、
感心すべき点はそれだけじゃない。
龍朋チャーハンの真骨頂はなんと言っても
提供スピードの早さだろう。
行列をクリアして着席し、
ひと通りオーダーを済ませ、
最初にやってきた瓶ビールでいつもの瓶提灯をやり終えた時には
ど〜んとテーブルの上に着丼しているこの早さよ。

時間にしておそらくオーダーしてから2分もかかっていないだろう。。。
もはやお通しの枝豆並みの酒ピードメニューだ。
その早さのカラクリは謎だが、
何度も言うように3大に数えられるだけあって間違いなくウマイやつ。
そのまま頂いてももちろん良いのだが、
今日はここに回鍋肉を乗せて
魔改造してやる
と後輩たちが鼻息荒くしている。
そうなのだ。
普段の一人飲みならば、
そこそこボリュームがあるこのチャーハンを
回鍋肉でカスタムする勇気はないが、
今日は男子3人で戦いに来ている。
つまり
それだけやんちゃができる
ということなのだ。

おもむろにチャーハンの上に回鍋肉を乗せ
わしゃわしゃっとかき込むと、、、
甜麺醤香る甘味噌の風味にクラっ、
旨味が凝縮した回鍋肉とチャーシューの脂の化学反応にクラクラっ、、、
パンチ力がグッと増し、
今までのチャーハンとは違う凶暴さが現れだした。

なんなんだこの感じは、、、
クラクラするぜ。。。
こんなにもいきなり豹変するものなのか。。。
こんなもん、、、
最初はベッピンさんなおねぇさんだと思っていたのに
いきなりゴリゴリのタトゥーを入れて豹変し、
最終的に救急車に蹴りをぶち込んでる
鬼束ちひろやないかぁ〜いっっ!
合法ギリギリだろ。。。

口腔内で大暴れしているところを制圧すべく、
ズルズルっとりゅうほうめんで流し込み、
グイっとビールで追っかけてなんとか鎮静化っ!

口ん中の鬼束ちひろ、
やっつけてやりましたわっ!!!

この眩暈すら感じるような回鍋肉乗せチャーハンと
月光のごとくミステリアスなスピード提供の謎。
ぜひ一度体感あれ。


龍朋
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