念願だった旅館西郊にチェックインしたその夜。
お食事は提供されていないので、
ヨメと2人で今宵の酒を求め駅前をフラフラと。
宿泊代は僕の誕生日ということでヨメが出してくれたので、
晩酌ぐらいはご馳走するぜと
荻窪駅北口のアーケード街を念入りに物色。。。

ラーメン屋じゃあれだし、
焼き鳥屋でも悪くはないんだけど、
なんかこうグッとくるもんはないかねぇ、、、
ウロウロとアーケード商店街を彷徨ってると、
ビビっと来たのが鰻の川勢。


いいねぇ〜!
たまには鰻で一杯も酔いじゃん♪
即決でデニムスカートのような暖簾をペロリと捲って、
いざエントリー!


店内には炭火の煙とタレの甘い香りが立ち込め、
酒欲を掻き立てるかのように鼻腔をくすぐってくる。
タレ煙でお化粧したメニューがべっぴんさんだ。

さっそく瓶ビールをお願いし、
シュワっとノドをアルコール消毒。

さてさてお目当ての鰻を貰おうじゃないですかとメニューを眺めるが、
どの部位もうまそうで悩ましい。

ガツンと蒲焼き1尾をツマむのもいいが、
今日はもう串物を全部いっちゃいますか、
大将っ!
鰻の串、ひと通りお願いしますっ!

炭火でじっくりと育てられるソレを眺めゴクリ、
立ち昇る香ばしき煙でまたゴクリ。。。
これだけでもあっという間に大瓶が空いてしまう
酒場アリーナ席ビューだ。

大瓶2本目をお願いすると同時に手渡されたのは、
きも焼、ばら焼、ひれ焼の3本。

ほろ苦いきもとビールのニガニガの共演を楽しみ、
腹骨まわりのばら身のじゅんわり脂感も酒を誘う誘う。


ひれ巻は背びれ・腹びれと一緒に巻かれたニラがまたいい仕事をし、
ひれとは言えこれもまた立派な酒泥棒だ。

お次に手渡されたのは、
串巻、短冊焼、八幡巻の3本。

串巻も短冊焼も、
ザ・鰻!
これぞ鰻!
といった1本だが、
八幡巻は初めましてだ。
なんでも、京都府八幡村(現在の八幡市)の発祥で、
ゴボウに巻きつけたものを八幡巻と呼ぶとのこと。
これまでずっと似たような味付けだったので、
最後はちょいと味変をと七味に手を伸ばすと、、、
あらこちらも八幡の礒五郎さん♪

自宅でも愛用の大好きな七味だ。

やわらかジューシーうなぎと
歯応え残る甘辛ゴボウの両者を
香り高き礒五郎の七味で纏えば、、、
ダブル八幡巻きの完成っ!

はいもう、大優勝っ!
蒲焼や白焼もサイコーだけど、
串でいろんな部位をつまむのもいいもんだ。
串焼に対する評価もうなぎ上りだぜ♪
まぁどちらも、
うなぎらないんだけどね♪
はい、
おあとが宜しいようで〜笑
酔い晩酌でした♪

川勢
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