消えゆく酒場の灯火。(新三郷/やきとり うねめ)

樽生ホッピーで飲ろうぜ!
ちょっとだけ広告です。。。

いきなりですが、

樽生ホッピーってご存知でしょうか?

生樽ホッピー生ホッピー

樽ホッピーなんて呼び方もありますが、

まぁここは統一して樽生のほうで。。。

 

 

 

 

ついでにもうひとつ、

ホッピーハウスってご存知でしょうか?

札幌のとある保育園のプレイルームが

ホッピーハウスだったりするらしいのですが、

まぁここは酒場のほうで。。。

 

 

 

ホッピーなら知ってるよー

って方はたくさんいらっしゃるかと思いますが

さっきの2つは聞き慣れないなぁ

って方も少なくないかと思います。

 

樽生ホッピーとは、

巷の酒場やスーパーなどで見かける瓶のホッピーとは違い、

樽生ビールのように樽詰めされたホッピーのことで、

専用サーバーから注がれて提供されるホッピーのこと。

 

 

 

 

この樽詰めされたホッピーはどこのお店でもあるわけではなく、

ホッピービバレッジとのいくつかの条件を満たした

限られた店舗にしか流通しておりません。

現時点で全国に数十軒程度とのこと。

 

その中でもホッピービバレッジがまだコクカ飲料だった平成初頭、 

樽生ホッピーのアンテナショップ的な存在に位置付けられた特約店が

ホッピーハウスということだそうです。

  

樽詰された生ホッピー。

 

そんなホッピーハウスは減少の一途を辿り、

現在は数軒程度。

この貴重な酒場の灯火がまたひとつ

静かに消えようとしてました。。。

 

 

向かったのは新三郷のやきとり うねめさん。

 

 

看板のホッピーハウス生ホッピー文字に

ワクワクが止まらない。

 

 

 

 

さっそくライドオンすると

口開け直後で客はまだゼロ。

 

 

 

 

酒場に一番乗りって、

なんだか興奮するぜ。。。

 

 

こんちわー!

おじゃましますっ!

 

興奮を抑えきれず

テンションちょい高めで挨拶すると、

 

あぁ、、、

好きなとこ座ってぇ〜、、、

 

とバイブスが上がりきってないマスターが登場した。

 

 

酒場の灯火というよりも

マスターの灯火が消えそうだ。。。

 

お話を聞くと、

ここ数日の猛暑で体調を崩されているとのこと。

閉店の理由も体力の限界ということで、

満身創痍のギリギリの状態でお店に立たれてた。

 

こんな状態だから

ツマミはほとんど無いんだよ。

と、申し訳無さそうにされてたが

いいんですいいんです、

樽生ホッピーを飲みに来たんで

アテはなんでもいいんです。。。

 

豊富な短冊メニューたち。

 

マスターに注いでもらった渾身の一杯が

遠路遥々電車を乗り継いできた

僕のど真ん中まで沁みわたる。

 

 

こんなもんしか無くて。。。

と出されたふわっふわの煮込みなんて

一線級のウマさ!

 

 

煮込みのシロと白ホッピーは

大谷翔平と真美子夫人ぐらい相性がいいぜ。

 

 

焼き場に立つのもやっとなマスターだが、

塩を振る姿はまさに職人のそれ

なんかこう、

グッとくるものがある。。。

 

 

ちょうどの焼き・塩加減のやきとりに合わせますは

適度なほろ苦さを纏う黒ホッピー

コゲたやきとりのほろ苦さ

かつみさゆりぐらい相性がいいぜ。

 

 

サイコーだ。。。

 

白ホッピー、黒ホッピーときたら

次はもうアレしかない。

樽生ホッピーの真骨頂

白と黒を半々に混ぜたハーフだ。

 

 

白の甘みと黒のほろ苦さが絶妙に共存する至高の一杯で

樽生ホッピー酒場に来たら必ず飲む一杯。

 

これとの対戦相手には、、、

 

と、、、

 

そうだ、、、

もうほとんど何も無かったんだ。。。

 

あとできるのは焼き鳥の5本セットぐらいらしい。

それだけあれば十分です。

逆に度々焼き場に立たせてしまって申し訳ないです。。。

 

やはりマスターの体調は思わしくないようで

見かねた奥様が代わりに串を捌かれてた。

 

 

おそらく50年の歴史でこんな光景は無かったんじゃなかろうか。。。

もしかしたらケーキ入刀以来の共同作業なのかもしれない。

 

2人で仲睦まじく焼かれたやきとりは

⁡串が燃え落ちるほどアツイものがあった。

 

 

40年前の激レアレトロホッピージョッキに注がれた

至高の樽生ホッピーハーフと

支えあって焼かれたやきとりは、、、

 

 

 

 

うねめのご夫妻ぐらい相性が良かったぜ。。

 

 

今後は娘さんが東京で酒場をオープンさせるそうで

もしかしたらそこでマスターに会えるかもとのこと。

 

マスター、

また会いましょう!

それまでお元気で♪

 

 

50年以上酒飲みたちを唸らせてきた

うねめのマスターと奥様、

お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

やきとり うねめ:閉業されました。

完読ありがとうございました!

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