幸福の黄色いカレーで飲ろうぜ!(板橋本町/かさま)

幸福の黄色いカレーで飲ろうぜ!
ちょっとだけ広告です。。。

かなり前からその存在は知っていたが

営業時間のタイミングが合わず、

なかなかマッチング出来ずにいた比較的近所の町中華、

かさまさん。

 

たまたま営業時間に通りがかったので改めて外観をじっくりと眺めてみると

幸せオーラがビンビンの黄色い佇まいにうっとり。

⁡ 

 

これはもう今日行くしかないやつ!!

 

ガラガラっと引き戸をすべらすと

思っていたよりも店内はこじんまりとしており、

灰色というよりも灰皿の中身色のコンクリ地べたに

花柄のうすピンク色のテーブルがよく映えた、

ザ・昭和の町中華といった佇まいにグッとくる。

 

 

 

 

灰皿色のコンクリ地べたと言えば

押上の菊屋食堂を思い出すが、

清潔感がまるで違うぜ。

 

 

まずは瓶ビールをお願いして

シュワっとノドをアルコール消毒。

 

 

かっぱえびせんと柿の種の相盛りをツマミながら

やをらメニューを眺める。。。

 

 

メニュー表も黄色いぜ!

 

 

ここ最近は、

野菜炒め、タンメン、カタ焼きそばなどの

塩味野菜御三家をツマミにするのが

町中華におけるマイブームで、

カタ焼きそばなんて食べ始めのパリパリから終盤のヤワヤワまで

チマチマと食感グラデーションを楽しみながらツマめば

大瓶1本とレモンサワー1杯ぐらいなら軽く戦えてしまう

ホームランバッター級のツマミだ。

 

江戸川橋/善の家

 

それだけでじゅうぶん満足出来るが、

2番手、3番手へとツマミリレーを繋げていきたい時は

ライトな野菜炒めがトップバッターに丁度いいだろう。

 

お母さま、野菜イタメひとつっ!!!

 

 

もしゃもしゃと野菜炒めを頬張りながら

すかさず2番手にエビチャーハンを指名。

普通のチャーハンでも良かったが、

たまには贅沢にプリップリのエビでも咀嚼して

前歯を喜ばせてやろうじゃないか。

⁡ 

・・・と思ってたら着丼したのはまさかの

干しエビチャーハン。。。

 

 

どこをどう探してもプリップリ感は見つからなかったが

凝縮したエビのうまみと香りを纏ったチャーのハンが

ばっちりツマミに最適化されていて

かっぱえびせんばりに

やめられない、止まらないぜ!

⁡ 

 

大瓶2本目に差し掛かり、

さてお次はとまたメニューを眺めていると、

お隣の席の男性2人組がなにやらざわつき始めている。

⁡ 

そうそう、昔はこういう黄色いカレーだったよな!

ほんとだなぁ、懐かしいよなぁ〜!

 

⁡どうやらカレーライスで盛り上がってるようだが

チラッと見るともなく見てみると、

そこには確かに黄色いカレーが鎮座し

大の大人達が目を輝かせていた。

 

なんだそれ!

めちゃめちゃウマそうじゃん!

 

いやしかし、

いまエビチャーハンと戦い終えたばかりで

さらにカレーライス一皿と戦えるのかと

自分と向き合う時間に突入するが、

そんな悩みはかさまでは無用だった。

 

 

この半カレーの文字に

どれだけのかさまの常連達が救われてきたことか。

新参者の僕にでもビンビンに伝わるぜ。

 

おそらく〆に持ってこいのサイズ感だろう。

 

この半カレーを見るや否や、

脊髄反射の速度でお母さまにお願いしたのは言うまでもない。

 

 

初めて食べたかさまの黄色いカレーは

豚肉とたまねぎのみのシンプルな構成だが

どこか懐かしさシチューっぽさを感じる一皿だ。

⁡ 

 

あとになってわかったことだが、

いわゆる黄色いカレーは小麦粉を使用しているので

それでシチューっぽさを感じたのだろう。

 

スパイシーさもほとんどないので

小さな子供でも食べやすそうな味付けだ。

 

あ、

もしかしたら給食のカレーってこんなんだったような。

だから懐かしさを感じたのかもな。。。

 

なんだかちょっとシアワセな気分すら感じるぜ。

⁡ 

 

帰り際、

⁡お母さまにカレー美味しいですねと伝えると

一冊の書籍を取り出してくれた。

その名もズバリの

幸福の黄色いカレーを食べられるお店

 

 

こんなジャンルが確立されてるとは

全く気づかなかったな。。。

⁡ 

 

さっそくこの本をAmazonで買おうかと思ったが

なんだかこの本を読むのは自宅じゃない気がした。

読むべき場所は

黄色いカレーを頂きながら読める場所、

そう、ここかさまだ。

 

この日以来、

⁡黄色いカレーで飲れる店を調べたくなったら

かさまでグラスを傾け

黄色いカレーを嗜みながら

次の黄色いカレー酒場へと想いを馳せるようになった。

 

⁡ 

こんな時間を幸福と呼ばずになんて呼ぶのさ。

⁡ 

 

 

こうして黄色い店構えと黄色いメニュー表のかさまで

僕の黄色いカレーへの扉が開かれてしまったのだった。

 

 

さて、次はどこで飲ろうかな♪

かさま

完読ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました