つい先日、仕事関係の方から
『神楽坂三大チャーハンって知ってます?』
なんて質問を投げかけられた。
え、神楽坂三大チャーハンですか??
んー、、、まぁ1つは龍朋ですよね?
正解です!
あとはなんだろ、、、
一升チャーハンの神楽坂飯店ですかね。。。
あー、あそこもいいっすね!
でも違います。
んー、、、どこだろ?
・・・すいません、降参で。。。
答えは
幸せのはしと新雅です。
いや、新雅って!
新雅は神楽坂から江戸川橋を超え、
さらには神田川をも超えたとこにあるんですよ?
あそこはもう神楽坂っていうより江戸川橋じゃないですか!
まぁまぁ、
昔から江戸川橋を奥神楽坂なんて言うじゃないですか。
たしかにそうだけど、それを言うならもうそこ、
奥・奥神楽坂じゃないですか。。。
で、なんですかそのもうひとつは!
幸せのはしです。
実は私もまだ行ったこと無いんですけど
めちゃウマなパラパラチャーハンらしいですよ。。。
おぉーパラパラいいっすねー!
龍朋も新雅もすでに何度か飲らせてもらってるので
その神楽坂三大ってやつの最後のワンピース、
埋めに行っちゃいますか〜!
ってことで、
ふらっと仕事帰りに訪れてみることに。
表通りから路地を1本入ったところにひっそりと佇むその外観は、
龍朋や新雅のTHE・町中華な雰囲気とは打って変わって
オシャレなオーラがビンビンの佇まい。
普段、年季の入ったアメ色な酒場ばかりを好んで巡っている僕には
多少の勇気が必要な店構えだ。
もしかしたら、
ドレスコードとかあるんじゃなかろうか。。。
あるいは、
男性の方は必ず女性の方をお連れして下さい
なんて、どこかの舞踏会みたいなルールがあるんじゃなかろうか。。。
一抹の不安が募るが、
看板のぱらぱらチャーハンの文字に背中を押され、
ガラガラっとライドオン。
店内は大盛況でド満席だったが、
幸せそうなカップル達が並ぶ
カウンターのはしに
なんとか腰をおろさせてもらうことができた。
さてどうしますか。。。
いきなりチャーハンと戦ってもいいのだが、
せっかくなのでなにか他にもツマミたい。
まずは瓶ビールをお願いし、メニューに目をやると
とにかくひとつひとつがオシャレで、
普段、
餃子
ポテサラ
もつ煮
みたいな単語のメニューしか目にしてない僕の眼球が、
この8文字以上あるメニューたちを前に泳ぎまくっている。。。
とりあえず瓶ビールで気持ちを落ち着かせ、
🍀マークのついたメニューから3つを選べる盛り合わせをチョイス。
ほぼ無意識で3品選んだがこれがもう大当たりで、
幸せしか乗っていないやつ!!!
そして無意識の中でもちゃんと肉、魚、野菜を選べていた自分を褒めてあげたい。
前菜を存分に楽しんだあとは
いよいよお目当てのチャーハンだ。
チャーハンとひとくちに言っても数種類あり、
ここは直感で海鮮玉子のあんかけチャーハンに照準を定める。
問題はサイズだ。
1人で食べるのだから(1人前)と書かれたハーフサイズを選べばいいのだが、
ハーフという響きが少しひっかかる。。。
他のことは差し置いても、
酒場に於いては全開の漢でありたいと常に思っている。
ここはもうフルサイズの
レギュラー(2〜3人前)を行くしかないっしょ!
と己を奮い立たせ、
マスターにコールした。
やがて届けられたチャーハンは黄金色に輝き
ふわふわ玉子がしっとりと艶やかに濡れた
美人チャーハン♪
ひと思いにスプーンで真ん中をかきわけると、
これまでのしっとりとした印象とは真逆の、
ふぁさっとした、まさにパラパラの米粒達が現れた!
当然、ギトギトとした食感ではなく軽やかで、
シャキシャキレタスの歯触りもまた軽快だ。
パラパラ感を楽しんだあとは
キラキラと輝くあんを纏った
ふんわり玉子で米粒たちを包み、
おもむろに口腔内に放り込む。
ふんわり玉子の中にはエビ、イカ、アサリなどがかくれんぼしており、
咀嚼のたびに溢れ出す海鮮の旨味と、あんの塩味が、
さらにひとつ上の幸せステージへと誘う。
1人前ではなく、2〜3人前のレギュラーサイズと戦い終えたとき、
僕は幸せのはしではなく、
幸せのド真ん中にいました♪
間違いなくこの界隈で三大に入る、
繊細なパラパラチャーハンでした♪
幸せのはし
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