ここにもあった!ステルス酒場。(江戸川橋/酒処 良太郎)

飲み歩き
ちょっとだけ広告です。。。

もう何年もそこで生活してるのに、

もう何度もそこを通っているのに、

まったく気にもならず見落としてる酒場ってないだろうか。。。

 

そんな酒場レーダーから逃れている酒場を

ステルス酒場と勝手に呼んでいるのだが、

職場の近くでまたひとつロックオンしてしまった。

 

 

洋館のような佇まいに、

デカデカと酒処 良太郎

 

 

垂涎もののツラ構えだ。。。

 

正確に言えば、ここを見落としていたわけではない。

10年位前に一度はここを認識していたのだがどこにも情報が無く、

いつ訪れても営業している様子がなかったので

てっきり廃業されてるもんだと思っていた。

 

それから長い長い年月が経ち、

つい最近なんとなく視界に入ったので店の前まで来てみると、

ドアに営業日が書かれていることを発見!

 

 

確認すると、営業日は金土日のみで19:00からとのこと。

 

なるほど、、、

この営業時間だと、

仕事が早く終わる日はまだオープンされておらず、

仕事が遅く終わる日は終電を気にして帰宅することしか考えてなかったので

この情報が無ければ一生無縁のままの酒場だったかもしれない。

 

酒処良太郎さんの攻略時間がわかったいま、

これはもう行くしかないヤツっ!

 

週末の早上がりの日にのんびりと時間調整し、

19:00の口開けと同時にライドオン!

 

 

 

店内は思ってたよりもこじんまりしており、

L字カウンターに6人も座ればパンパンのハコ感。

 

 

 

一番奥の席に酒座をかまえ、

テレビ台としての役目も果たしている

二刀流冷蔵ケースから瓶ビールをいただいて

まずはシュワっと喉をアルコール消毒。

 

 

 

ふぅ〜っっとひと息ついたところで

改めて店内を見回すとある事に気づく。

ツマミやアルコール類が気になるがどこにもメニューがない。。。

 

キョロキョロと見回してると寡黙なマスターに

  お腹空いてる?

⁡と聞いて頂けたので、

はいっ!何かお願いしますっ!

⁡と答えると何やら調理にとりかかられ、

⁡すんっと出てきたのが、、、

 

 

涼しげなそうめん

⁡そう言えば今年の夏は一度もそうめんを食べてなかったので、

なんだかちょっと嬉しいやつ!

⁡ミョウガやネギの薬味をよく効かせたゴマだれタイプで、

⁡個人的にはただのめんつゆよりも

断然こっちにテンションが上がる。

 

 

9月とはいえ、まだまだ暑い夜のツマミにはこういうのでいい。

こういうのが酔い。

 

決して珍しいものでは無いが、

どこかにマスターのセンスを感じる。

 

マスターとテレビを眺めながらそうめんをすすり、

瓶ビール共々やっつけ終えたのでハイボールをお願いすると

その作り方にもセンスを感じた。

 

グラスに氷を入れ、マドラーでよく掻き回してグラスを冷やし、

そこにウイスキーを入れ、またよく掻き回してウイスキーも冷やす。

氷に当てないように炭酸水を注いだら軽くワンステア。。。

 

 

これはバーテンダーさんなんかが作る、

ちゃんとしたハイボールの作り方だ。

ウイスキーファンなら誰でも知ってるような作り方だが、

居酒屋や家庭料理屋でしっかりこれをやってる酒場は少数だろう。

 

マスター、相当の手練れですね。。。

 

タンサンがバチっと効いた特製ハイボールを楽しんでいると

⁡  赤ウンナー食べる?

とまたもやマスターからのご提案が。

どこかハイセンスさを感じ続けさせてくれるマスターのご提案を

断る理由は1ミリもないぜ。

赤ウインナーだってハイセンスなハズだ。

そうだ!せっかくの赤ウインナーならアレをお願いしてみよう。

 

あ、すいません!

タコさんウインナーでお願いします!

 

意気揚々とそうお願いすると、

マスターは黙られてしまった。。。

 

しまった!余計なことを言ってしまったか。。。

 

職人気質な方ほど、シロートに注文つけられるのを嫌がるってもんだ。

 

しばしの沈黙と緊張感が続き、

マスターの重たい口が開いた。

 

  タコさんウインナーってさぁ、、、

 

 

 

 

 

  どうやって作るのぉ?

 

 

 

 

 

えっっっ???  

   

  なんだよそれ、

  やったことねぇよぉ〜

 

おもむろにスマホで調べ始めるマスター。

 

 

⁡いやいや、マスター、

ちょっと足の切り込みを入れて頂ければそれで、、、

 

⁡  足って何よ!?

⁡  え、これ、茹でるの?

⁡  あ、茹でてから焼くの?

  足って何本よ!?

 

 

もはやプチパニック状態

 

いやいや、そのまま焼いて頂ければ、、、

 

そうしてわちゃわちゃしながら完成したのが、

マスターの処女作、

初めてのタコさんウインナー

 

 

ツナサラダとスクランブルエッグが添えられているスタイルで、

かつて神楽坂にあった町中華山ちゃんの皿がそれらを受け止める。

 

 

油でカリッと焼き上げられた6本足は

特製ハイボールとの相性もバツグン!

 

 

一瞬の緊張と笑いの弛緩がなんだか心地酔い。

 

⁡ 

 

最後の〆に日本酒をお願いすると、

銘柄は1種のみとのこと。

 

 

マスターがオススメの1本だけを置き、

空になったら次のオススメの銘柄が置かれるそうな。

 

今夜頂いた夜明け前がこれまた酔い酒で

梅くらげとのループが止まらない。

 

 

⁡この1本も残りあともう少し。

来週あたりには次の1本が開けられるだろうとのこと。。。

 

そんなん、、、

また来るしかないやつっ!

 

またひとつ、

酔いステルス酒場をロックオンしちゃったぜ♪

⁡ 

 

 

酒処 良太郎

完読ありがとうございました!

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