今日からふらっと北海道は函館へぶらり旅。
すでに姉妹サイトふろ場へGO!で北の大地の秘湯巡りを紹介してきたが、
ここからは旅の大本命、函館の酒場へGO!だ。
早朝から飛行機に飛び乗り、
函館空港でレンタカーを借りて秘湯をひたすら巡り、
函館駅前の営業所に車を返したのが19時前。
湯に浸かりつつ約240kmを疾走した疲労感は、
車を返却したと同時にドッと溢れてきた。。。

さっそく一杯飲りたいなと界隈の酒場を物色するが、どこもかしこもまぁまぁの混みようだ。

こうしてウロウロしている間も疲労感がジワジワと増していく。。。

酒という名の命の水を欲する死にかけゾンビのような僕が
吸い寄せられるかのように辿り着いたのは、
北海道のワインや地酒の幟を掲げているオシャレなバル風の酒場。
静かな雰囲気でどこかやすらぎを感じる佇まいだ。

なかなかオトナな雰囲気でいいじゃない!
なんて思ったのも束の間、ふと佇まいを見上げると、、、
うわっ
ぶ、佛壇屋さんっ!!
いや、まだ、死んでないしっ!!

いままでいろんな面構えの酒場を見てきたが、
佛壇の二文字を掲げた酒場は初めてだ。
まさかお通しが枝豆の数珠とか、
小鉢の容器がおりんとかじゃないだろうな。。。
いや、それはそれでグッとくる笑
いざ、エントリーっ!


三途の川を渡るかのような厳かな気分でそっと踏み込むと、
そこは印象通りの落ち着いた空間。
高級そうなワインたちが仏さまのごとく冷蔵棚の中で後光を浴びている。

ポケットには三途の川の渡し賃、六文銭程度しかないような僕だが大丈夫だろか。。。


まずは北海道の伝説のホップを使用したビールソラチをお願いし、渇いたカラダに流し込む。

ぷっハァ〜〜〜!!
生き返ったぜっ!!
併せてお願いした地元函館の伝統的な加工肉、カールレイモンソーセージがこれまた秀逸で、
パキンっと腸の皮をかじる音が函館山の夜景傍観者に届いたんじゃないかと思わせる張りの良さ。

そんなブリッブリのソーセージから溢れ出た肉汁にコーティングされた口腔内を、
ソラチの麦汁が爽やかなホップの香りを振り撒きながらすぅーっと洗い流してくれる。
大北海道だ。。。
北の大地の恵に舌鼓を打っていると、
おまたせ〜♪
とエントリーしてくる男性の姿が。

そう、ついさっき水無海浜温泉で出会ったよっぴーさんが駆けつけてくれたのだ!

大自然の中の野湯でフルチンでワカメにかぶりつく姿もステキだったが、お着物姿もまたステキすぎるぜ!
さっそくショウトツ!!をキメて、僕らの酔い夜がゆっくりと始まった。

あらためてよっぴーさんにお話を伺ってみると、
これまでにヒッチハイク旅やヨット旅、ついには函館のマリーナで船上生活をぶち上げるなどなど、なかなかの漢のロマンに溢れているお方で、
ちょうど今日はパートナーの方と山菜採りをした帰りに水無海浜温泉で湯に浸かっていたところ、偶然僕と巡り合わせたというわけだ。

そんなよっぴーさんが突如店員さんとごにょごにょと話込み始めたので何事かと聞くと、
今日収穫した山菜を調理してもらえないかと、
お店の方にお願いしていたとのこと。
これをお店の方が快諾して頂き、サッと出していただいたのが、
原木もぎたて椎茸のソテーだ。

味付けはとてもシンプルなものだが、これがまたすこぶるウマイっ!
北海道の地酒にもグッと寄り添うナイスなツマミだ。

本当はもうひとつ持って来たんだけど、、、
匂い問題で断られちゃって、、、
もし良かったらホテルで調理とかできますか?
そう言って手渡されたのは行者ニンニク。

別名アイヌネギとも呼ばれ、ちょうど今の時期に旬を迎える北海道ならではの山菜だ。
名前の通りニンニク臭が強い為、他のお客様に配慮してNGとなってしまったが、もちろん有り難く頂くことにした。
そして実際にホテルの電子レンジで加熱し、カップラーメンにぶち込んで夜食としたのだが、
その暴力的なフレグランスでフロアー全体を支配したのは言うまでもない。


なんなら自分の鼻息と口臭がキョーレツ過ぎて、明け方に何度も目が覚めてしまったこの凶暴さは、さすがは採れたて山菜の野生味と言ったところだろうか。。。

ぜひ東京から来た旅人に地元の野菜を食べて欲しい。
そんな想いでわざわざ酒場に持参し、お店の方に調理お願いしてくれたよっぴーさん。
ルックスだけじゃない、ハートもめちゃめちゃイケメンすぎるぜ。

人生という長い長い旅のちょうど折り返し地点を過ぎたアラフィフの僕がいま思うことは、
フラフラと旅をしながらもこんなふうにステキな人々と出逢い、
僕には無い何かを分けてもらい、
僕ならではの何かを少しでも受け取ってもらえたら、
大したことはして無くてもそれはそれで楽しい人生だったよなぁ。
なんて最期に思えるのかなと。。。
そんなパリっとしてない、どこかふやけた人生旅を終えた僕の佛壇には
この酒場の岩海苔おにぎりをお供えして欲しい。

同じようにパリッとはせず、ふやけた生海苔だが、
指についた海苔の一切れまで舐めたくなるような愛しさを
ぜひ来世の自分のお手本にしたい。

オレ明日死ぬんかな、、、と思わせるほど、
北海道旅の初夜にしていきなり酔い夜だったぜ♪

北海道のワインと日本酒BAR 函館魚販








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