前回の続き。。。
昼過ぎに仕事を終え、
車で塙山キャバレーまでやってきたのだが、
解決していない問題がひとつあった。
それは車中泊の場所の問題。

酒を飲んでしまった以上、
ここから運転をするわけにはいかないのだが、
果たしてこの敷地内で車中泊を敢行していいのだろうか。。。
超絶今さらだが、その確認をしようとめぐみママに聞いてみると、
京子のママに聞くといいっぺよ
とアドバイスを頂けた。

めぐみママ曰く、
この塙山キャバレーは
京子ママがルールブック。
京子ママがOKと言えば全てがOK。
とのことだ。
なるほど、、、
そこで許可を貰えばいいんですね。。。

感じるぜ、圧倒的なラスボス感を。。。
もしやめちゃめちゃコワモテなのでは。。。
いや、ビビってる場合じゃないぜ、
なんとしても車中泊in塙キャバのお許しを京子ママに貰わなければ。

ちょっとした恐怖感すら覚えながらも暖簾をめくり、
意を決して京子へエントリーすると、、、
わっ!
京子ママめっちゃキュートっ!!

笑顔かわゆっ♡

いや、まだわからないぜ、
もしかしたらこのキュートさで
駐車場使用料、
ひと晩3980円(税込)だっぺな。
などとギリギリ飲み込めそうな額を提示してくるかもしれない。。。
できれば無料でお願いしたいところだ。
とにかくここは京子ママと仲良くなるしかない。
その為にはどうしたら、、、
・・・はっ! あれだ!
瓶提灯で距離感をグッと縮めるしかないっ!!
瓶提灯とはビールを注いだ瓶の先に出来る提灯で、
この提灯を目の当たりにして笑顔にならなかったお酒マンは、
人類史上、誰ひとりとしていないと言われている。
言わば酒場最強コミュニケーションだ。
そうとなればさっそく瓶ビールをお願いし、
レッツ瓶提灯チャレンジタイムっ!
だが、、、
いつものように勢いよくグラスにビールを注ぐが、
こんなときに限ってうまく提灯が膨らまない。。。
しかもお仕事柄なのか、
カラのグラスを見つけると京子ママがそぉーっとお上品に注いでくれてしまうので、
瓶提灯にチャレンジする打席にも立てず。。。

次は提灯作るから自分で注ぐね!
見ててね!
と趣旨を説明するが、
やはりカラになったグラスを見つけては注いでくれようとするので、
瓶の取り合いにまで発展する始末だ。。。

この騒ぎを見てた隣のステキなお姉さんが
ワタシもやってみるっ!!
とチャレンジされると、、、
なんとすんなりと特大提灯っ!

しかも2回も成功させるという偉業を達成された!
僕にはわかる。
これは間違いなくどこかで高い教育を受けられていた
チョーチングだ。

これを見てた逆サイドのお兄さんも
そんなん簡単っぺよ!
オレもやってみるっぺよ!
と参戦してくれたが、
瓶提灯どころかグラスにすらまともに注げず。。。

お兄さんすいません、
それ、ファウルです。。。(笑)

だいぶワチャワチャとしてきたが、場は温まったぜ。
飲酒量的にも次がラストだ。
京子ママ、
もう一回チャレンジするからちゃんと見ててくれよな!
トクっトクっトクっ・・・
トンっ!
ほいっ!
できたっっ!!
って全然見てないじゃんっ!

くっ、、、くそぉ、、、
見事にかわされてしまった。。。
結局いつもの自分を全く出せなかったぜ。
果たして京子ママと仲良くなれたのか?
そろそろ営業時間も閉店の時間に差し迫ってきた。
そろそろ京子ママにお許しを願わなくてば。
あのぅ、、、
すいませんが、、、
なんだっぺ?
今夜ひと晩だけ店の前に車止めっぱなしでもいいですか?
置いてタクシーで帰るっぺか?
いや、その、、、
そこで車中泊して寝ちゃおうかと、、、
ハァァァ〜?
シャチューハク??

・
・
・
まぁ、べつにいいっぺよ!
やった!
ありがとうございます♪
こうして無事に京子ママのお許しを得て、
塙山キャバレーの駐車場で無事に車中泊を敢行することができた。

泥酔してしかたなく車の中で寝てしまった
とかではなく、
明確な意図をもって塙キャバで車中泊をした酒飲みは
おそらく僕が初めてだろう。
こうして酒場ワールドレコード、
ギネ酒ブックにも刻まれた
ただただ酔い夜だった。
一緒に盛り上げてくれた皆様、
ありがとうございました♪
おやすみなさいませ。。。

瓶提灯で遊んでくれたお隣のお二人もありがとうございました♪



塙山キャバレー/京子
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