先日の上板橋の阪神テレビ酒場、
『居酒屋みなと』さんを訪れた帰り道、
晩酌のツマミを買おうと寄ったすぐ近くの激安な商店で、
レジの壁に貼られていたお得意様であろう飲食店の連絡先リストが目に入った👀
『牛タンカレーあらた』
あー、すぐそこにおいしそうなカレー屋さんあったな😏
『居酒屋 花門』
はいはい、イラン出身のハイテンションマスターのカモンね✨
マンスーさん元気にしてるかな😌
『味楽亭』、、、
『ブラジル食堂』、、、
『白くまラーメン』、、、
ん?
ブラジル食堂?
食堂がブラジル?、、、なんだそれ?
あ、そうか!
きっとブラジルの家庭料理なんかが楽しめる、今風のオシャレな居酒屋さんかな🍷✨
普段からボロい食堂を探し求め続けているせいか思考が一瞬追い付かなかったが、
はいはいそういうことね😏
ヘンなもん想像しちゃったわー😆
・
・
・
って、本当にそうなのか❓
なんかひっかかるものがある。。。
というわけで後日、実際に訪れてみた😏
上板橋のお隣駅、
東武練馬駅を降りて徒歩10分弱🚶
パッと見は普通の食堂で、
どの辺が“ブラジル”なのかがよくわからないが、
確かに『ブラジル食堂』と書かれた暖簾が出てる。
ラテンなノリのブラジル人がシュラスコ料理でも振る舞ってくれるのだろうか🍖
とりあえず中に入らないことには答えはわからないので、
勇気を出して入り口の扉に手をかけようとしたとき、暗号のようなメッセージに気づく😲
ごはん おかづ です
なぜこんなところに、、、
ナゾだ。。。😑
あえて言わせてもらえば、
ごはんはごはんで、おかづではない😅
そしてこのカタコトな感じ、、、
間違いない、、、
本場のブラジル人が家庭料理を振る舞ってくれる食堂なのだろう🧔🏻
そう確信してドアをスライドすると、、、
『はい、ぇらっしゃぃ』
どこからどうみても生粋のジャパニーズお母さまが新聞を読んでらっしゃった👵🏻
店内を見回してみるがブラジル感はゼロ。
ナゾは深まるばかり。。。
そんなことよりもだ、カウンターテーブルの上には昭和の食堂遺産とも言われる
オカズ、いや、
おかづが選べるショーケースが鎮座しているではないか✨
ウインナー200円、ナムル100円など良心的な価格設定で、
これらと210円のご飯を組み合わせてオリジナルの定食を完成させるシステムのようだ。
ビールもちゃんとあるので、このおかづたちを愛でながら一杯飲ろうと思うが、
どうもおかづたちに元気がない。。。
どれも熟成の向こう側へと向かっている顔色ばかり😅
その中でも、どれがいいかなとショーケースの中のおかづたちを吟味してると、
その理由が解った😳
なんとこのショーケース、保冷のパワーソースが電気ではなくて、
ただの凍らしたペットボトル🤣
もはやクーラーボックスで、ほぼアウトドアのやつ😂
そしてそのペットボトルから一番近い特等席に置かれた
焼肉と書かれた“生肉”にさらなる衝撃が走る🤯
いまが真夏じゃなくて良かったと心底思ったが、
見方を変えれば調理済みのものよりも、
これから火を通す方がフレッシュなような気もしたので、
あえてこの焼肉をいただくことにした。
レンチンで温め直してくれた麻婆豆腐やカラスカレイをツマミつつ、待つことしばし🍺
提供された焼肉は普通に美味しい豚の生姜焼きで、
キャベセンも乗って、
これがたったの220円😆
100円のナムルなんて絶妙の味付けで
酒がススムやつ✨
あれ、普通に安ウマイぞ、ここ🤣
そして一番気になる『ブラジル食堂』の由来を聞いてみると、
昭和10年代、お母さまのご両親が中目黒で『ブラジル』というコーヒー屋さんを営まれていたのだが
再開発で立ち退きとなり、
今から約30年前のバブルの頃にこの地に移転し、食堂を始めることとなったそうな。
そのとき屋号を考えるのがめんどうなので、そのままブラジル食堂としてしまったとのことだ😏
いまだにその当時を知るお客さんがコーヒーを買いに来ることがあるのだそうだが、コーヒーはもう一切扱ってない。
なるほど、それで
“ごはん おかづ です”
で、食堂感をさらに強調したんですね😏
まさか家の近所にこんな食堂が隠れていたとは。。。
これまでに無い、新しいタイプの衝撃が走る食堂でした😆🍺✨
ごちそうさまでした〜😊
ブラジル食堂
コメント