先日、勝手に『板橋三大煮込み選手権』の開催を宣言し、
そう言えばどこのお店がうまかったかなと、
過去の記憶やネット情報を元にあれこれと内偵を進め、
気分はもうすっかり煮込み探偵。
今日は台風の影響か少しだけ肌寒い朝となり、
小雨の降る中、薄手の長袖を着て通勤しながら思うことはただひとつ。
帰りは煮込みで一杯だな。と。。。
朝からそんな欲望が途切れることなく、
仕事中も内偵をすすめながら迎えた夕方、
帰路に就く頃には肌寒さは感じなくなりましたが、
ここは初志貫徹、現地調査をしてから帰りましょ♪

ってことで本日訪れたのは板橋駅から数分の路地裏にある、
昭和39年に創業の、まもなく60周年を迎える『喜多八』さん。

激シブの外観がその年輪の深みを表しております。
年季が入った『ホッピー』の看板に信頼感を感じ、

『ホルモン道場』の暖簾にゾクゾクする。。。

暖簾越しでは店内の様子が伺えず、
中ではどんな黒帯有段者達がグラスを傾けているのだろうかと、
若干の緊張感が走る。。。
もはや探偵というより道場破りの気分。
(店主の姓が道場【みちば】さんだったらごめんなさい笑)
心の中で『たのもぉぉぉ〜』と小さくつぶやき、
ガラッと引き戸を開けると、
緊張感とは裏腹に、迎え入れてくれたのは
ニッコリ笑顔の清原似のマスターとお姉さま。

ちょうど1席だけ空いてたカウンターに着席し、
大瓶と煮込みをお願いすると、両者ほぼ同時に到着。

アツアツで提供された煮込みから、
ふわっと立ち昇る湯気がもうすでに美味しい。
気になるお味は、
薄めの味噌味に仕立てられたとっても優しい味わい。
煮込み具材は1/4丁サイズの豆腐と豚の小腸で
そこに刻みネギと和からしが添えられる。

序盤はその薄味に一寸の物足りなさを感じたものの、
喜多八名物『ホルモン焼』の登場で
ここでの煮込みのポジションが明確となる。

ホルモン焼とは、
醤油ベースのすりおろした野菜のタレをふんだんに纏ったハラミ串で、
なかなかパンチのある味付け。

野菜タレだけでも酒が飲めちゃうほどのパンチ力で、
その合間にこの優しい優しい煮込みのブレイクダウンを挟むことで、
食べ疲れることなく酒が進むって寸法だ。
力強いお父さんのようなホルモン焼と、
優しさ溢れるお母さんのような特製煮込鍋。
昭和レトロな酒場のカウンターの上に、
古き良き時代の夫婦像が見えたような気がした。
他の串も何本か頂いて大満足♪

ごちそうさまでした〜


◯煮込みDATA
・特製煮込鍋
味付け:薄めの味噌味
部位 :小腸(豚)、その日余ったいろんな部位。
具材 :豆腐 薬味ネギ
値段 :380円+税

喜多八(閉業しました)
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