大衆酒場を愛する酒飲みにとって『煮込み』とは
スピードメニューでありながらも滋味深く、
店によって味付けも様々でその店の特徴が良く出る一品。
『煮込みなんてただの脇役でしょ?』
なんて思ってたら大間違い。
『福士蒼汰くんなんてあまちゃんに出てた脇役でしょ?』
と言ってるようなもんで、
そりゃぁもうバッキバキの主演クラス。
酒場という舞台の最優秀“酒”演男優賞ものでございます😆✨
巷には、
『東京三大煮込み』なんてのもあって、
○北千住の大はし
○森下の山利喜
○月島の岸田屋
(岸田屋はまだいけてません、、、)
と、そのどれもが個性のある一級品で、
できれば普段から家の近所でそんなウマイ煮込みで一杯やりたいのですが、なかなかそうもいかない。
我が町板橋にもウマイ煮込みはないのかな。。。
そう思い、ネットで調べてみたところ、
煮込みが食べれるお店の紹介はたくさん出てくるが、
『板橋三大煮込み』と題されたものは何も出てこない。。。
ならばやりますか、、、
勝手に『板橋三大煮込み』の選手権を😆
今後は区内で飲るときは必ず煮込みをお願いし、
煮込み探偵として調査をしていこうじゃないの🔍😁✨
というわけで、記念すべき1軒目は、
成増の『やまだや』さん。
いきなり大衆酒場じゃなくて定食屋さんですが、
創業が昭和元年(1926年)という現存する成増最古の飲食店で、
戦中戦後の外食券食堂としての役目を担った経緯も経て、
実に100年近くもこの地で酒飲みの酒欲を満たしてきた実績のある酒場🍺✨
店内に鎮座するオカズが選べるショーケースを眺めてるだけでもワクワクしますが、
ここはいったん大瓶と煮込みをお願いして着席し、
すぐさま出された大瓶とグラスを傾けて、たかぶる気持ちを落ち着かせる。
ほどなくして到着した『もつ煮込』。
使用されてるモツは丁寧に処理された豚の小腸と大腸。
生姜の風味がふんわりと香るしょうゆベースで、
煮込まれた野菜はタマネギのみという潔さ😆
こんにゃくもベストパートナーを演じており、
散らされた刻み白ネギは、チビチビと最後の最後までいいツマミになる✨
どこか牛丼との親戚感を感じるような、
間違いなく白飯とも仲良くできるヤツ🍚✨
毎日朝からニコライ(煮込み&ライス)しても飽きがこなそうな、そんな優しいお味でした!
さすが100年近く営まれてる老舗食堂。
あの1945年に撮られたという成増駅のお写真の茶色さすらツマミになる😆
これまで幾千もの煮込みの蒸気を吸ってあそこまで“育った”に違いない😏
なんなら、
『カドのシミはうっかり煮鍋に落としちゃってね〜』
なんてエピソードだってあるはず😏
歴史を感じれる店って楽しいな😌
追加でショーケースからみょうがの玉子とじも頂いて、調査完了〜🔍
もしかしたらいきなり見つけちゃったかもしれませんね😏
板橋三大のひとつを😄
ごちそうさまでした〜😆🍺✨
◯煮込みDATA
・もつ煮込
味付け:しょうゆ
部位 :豚 小腸・大腸
具材 :玉ねぎ、こんにゃく、薬味ネギ
値段 :500円
やまだや
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