今日は久しぶりに板橋の三大煮込みを発掘すべく、
煮込み探偵となり板橋の北海へ。

以前からお店の存在は知っており、
その老舗割烹のような堂々たる佇まいから
どうせお高いんでしょ〜?
と激安酒場晩杯屋に飼い慣らされた僕は
これまでビビって躊躇していましたが、
いざ暖簾を潜ってみると
看板に偽りナシの大衆的な価格にひと安心。


珍しく今日はヨメも同行してたので
ひとまず煮込と串ものを数本をお願いし、
レモンサワーと大瓶で乾杯っ!

ゴキュ、ゴキュ、、、っと、
小さなグラスを一気に傾け、
今から始まりますよ〜と、
我が上部消化管たちに開始の合図を送る。。。
これはいわば始球式。
いや、なんなら始杯式!

ハイボールでもなく、烏龍ハイでもなく、
全ての細胞を叩き起こしてくれるのが生なんだと改めて痛感。
はぁ〜〜
うめぇ〜〜〜
アツく込み上げるような始杯式を終え、
ドンピシャで到着した煮込をさっそく調査開始。

まずはレンゲでぐるっとひと回しし、
煮込みメンバーを確認。
2日以上は煮込まれたであろう大根はカドが取れ、
アメ色になってちょうど良い感じのシミシミ具合。
ひとくちサイズよりもさらに2回りぐらい小さい
おちょぼぐちサイズの人参が彩りとほどよい甘みを添え、
1/8丁サイズに薄く切り立てられた絹ごし豆腐は、
この器の中では新参者のようで、
フレッシュなお豆腐感が楽しめる。
そしてメインのモツは丁寧に処理された豚の小腸で臭みは皆無。
内側にわずかに残る白い脂身からは咀嚼のたびに旨みが溢れ出す。
これらを味噌仕立てスープでまとめ上げたのが北海の煮込。

正直に言います、、、
控えめに言ってパーフェクト!
普段、
モツ煮ってなんか臭いからイヤだ
と言ってるヨメが美味しいと言って完食してたから間違いない。
誤解を恐れずに表現するならば、
限りなくうまい豚汁だ。


マスターに色々お話を伺いたいが、
ゴールデンタイム真っ最中でお忙しそうだ。
他のものでもツマみながら一旦この興奮を静めようと
店内をキョロキョロしていると、、、
、、、ん?
これは、、、
ちょうど僕の背後にあり全然気づかなかったが、
そこにはしれっと本棚が鎮座していた。

いわゆる酒場図書館だ。
週刊誌やら漫画の単行本など、
店主の個性が垣間見れる一角で、
こういうところをチェックするのも楽しい。
さてさて、ここの図書館はどんなラインナップかなと手を伸ばしかけ、
驚愕した。。。
なんとその本棚全てが
熟女系の写真集で
どれもかなりの年代物。

柏原芳恵、天地真理、三原じゅん子など、
そうそうたるラインナップが所狭しと積み上げられ、
反則級のジャガー横田なんてのもある。
怖いもの見たさでジャガー横田を引き抜こうとするが
パリッパリにへばりついてて微動だにしない。。。
おっと、、、まさか、
酒場男子達の欲望を浴びてカピついてるのでは。。。
触れてはいけないものに触れてしまったか。
と、一瞬怯んだがここでマスターが登場し、
それねぇ〜
バイトの子が雑巾で拭いちゃって、
くっついちゃったんだよねぇ〜
と事情説明。
安全なものだとわかったので、
ジェンガのごとく動かせる場所を探りながら
ようやく引き抜けたのが、
野村沙知代『Stay Young Forever』だ。

イタリア系のおっさんとイチャイチャしてるだけの、
正直どこに需要があるのかわからない一冊だが、
妙にツボってしまい、ゲラゲラ笑いながら拝見してると、
それを見たマスターから、
それを最後に写真集買うのをやめたの
と北海酒場図書館の顛末を伺える展開に。

マスター曰く、
築地への仕入れの度に毎週2冊ずつ買い足していたそうだが、
この一冊を見終えた時に、
どれも同じだなとある種の達成感を感じたそうで、
この酒場図書館の成長にピリオドを打つことにしたそうな。
ほら、そこにある加納典明のやつ、
その写真集で彼は逮捕されたんだよ。
とマスターイチ押しの一冊、
きクぜ!を手に取りパッと開いたものの、
その内容はなかなかの過激っぷり。

ヨメのいる前ではちょっとアレだったので、
これはまた後日の宿題としました。
ホントは煮込みのこととか店名の由来とか、
もっといろいろ伺いたかったのですが
まさかのオトナの酒場図書館を前に
僕の酒場ジャーナリスト魂は崩壊しちゃいました。
北海さん、
もっかい来ます♡
次回はソロできますね♪

大衆酒場 北海
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