大都会で上るオトナの階段酒場。(銀座/よしの)

飲み歩き
ちょっとだけ広告です。。。

 

酒場巡りの楽しさを知り、

とにかくいかに安く酔えるかを追い求める

センベラーだったころ、

銀座という大都会には

僕なんかが飲めるような酒場は無いと

一方的に決めつけていた。

 

ほら、なんかもうお上品!!

 

この日の大事なご用事を済ませ、

 

沖縄アンテナショップでオリオンビールとソーキそばを食べるという大事なご用事(笑)

 

上野か赤羽あたりの安酒場にでも流れ込もうかと

そそくさと街を背にして歩いていると

まるでこの街から取り残されたような佇まいの路地に

うっかりと迷い込んでしまった。

 

 

それまでの華やかな街並みとは対象的で

色褪せたその路地は

数軒の飲食店が長屋でつながり、

焼肉屋、中華料理屋、雀荘と、

多様性のあるラインナップ。

 

そのなかのある1に目が止まる。

 

 

酒寮よしの

 

ちなみに僕の名前はよしのりで、

この屋号に妙に親近感を感じる。。。

 

酒寮と書かれているので

酒場であるのは間違い無さそうだが

店の入り口は怪しげな階段を上った先にあり、

中がどんな様子かも見当もつかない。

 

 

なんだここ、

めちゃめちゃ気になるぞ。

だが忘れてはならない、

ここは都心一等地。。。

 

生ビール1杯2000円とかするんじゃなかろうか、

大きな皿にちょこんと乗っただけのツマミが

1万円とかするんじゃなかろうかと

二の足を踏んでいたが、

これもオトナの階段の一歩

そう思い、

文字通り怪しげな階段を一歩ずつ上り、

威圧感しかない右側の大京会さんの看板にビビりながら

暖簾も無いただの住宅用の扉を開け、

思い切って飛び込んでみた。

 

 

すると意外や意外、

そこはどこにでもあるような普通の小料理屋さん。

 

 

奥には小上がりも。

 

お値段だって銀座と思えば良心的、、、

 

お母さまにビールを注いでもらって

 

 

ぷはぁぁぁ〜っと一息。

 

 

タコさんウインナーの可愛らしさにもホッとひと息。。。

 

カニさんもいたよ!

 

一気に緊張感がほぐれていく。。。

 

 

帰り際、

振り返ってみると階段の上からは

笑顔で手を振ってくれるお母さま。

 

 

入店前のあのビビリはなんだったんだろ。。。

ってぐらい柔らかな時間が流れてました♪

 

この日をきっかけに

ただ安いせんべろな店だけじゃなく、

どこかゾクゾクするような

DEEPな酒場に飛び込むのも

いいもんだなと気づいちゃいました。

 

きっと、

オトナの階段なんてものはいつでも身近にあって

ただ、上らない選択をしてきただけなんじゃ無いかなと。。。

 

なんとなくそんなことを思った帰り道でした。

⁡ 

 

 

 

よしの

完読ありがとうございました!

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